雄橋(帝釈峡)

Category:
観光

独特の自然美をつくる日本の代表的な天然橋

名勝「帝釈川の谷(帝釈峡)」にかかる石灰岩のアーチ橋「雄橋」は、独特の自然美をつくる日本の代表的な天然橋で、似たような規模と構造、歴史を持つアメリカのバージニア州にあるロック・ブリッジと肩を並べる。

雄橋は、カルスト地形の中を曲がって流れていた帝釈川が土地の隆起によって谷が深く浸食される過程で、地表を流れていた川の一部が、地下の鍾乳洞の中を流れてトンネルをつくったが、再び地表に出てそれが元で川底やトンネルが浸食され大きな天然橋となったものである。

文政8(1825)年に編纂された「芸藩通志」にも、雄橋のことを「神橋(こうのはし)」と題して「帝釈川の下流にあり、両岸皆山にて、それに跨れる天然の岩橋なり(以下略)」と記されているなど、古くから注目されていた。
雄橋の橋上は、未渡と宇山を結ぶ生活道として古くから使われていたことが、橋上の石仏や古地図からもうかがえる。

Information

Webサイト:
帝釈峡観光協会HP

シェアする

Explore 周辺の旅情報